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2018.04.18

【急遽、フランスへ・・】

先週、フランス・カンヌで開催されたTVマーケットに急遽行って参りました。

先の映画祭などで新たに賞を重ね、周囲からは「どうして海外のマーケットに売りに行かないの?」と聞かれましたが、自分の中ではセールスエージェントがいない中で行くのは無謀で大変だったということを身をもって体験済みだったので、行く選択肢を外していたのです。

けれども、作品には賞味期限がある。このままでは地味に埋もれてしまう、という危機感と「自分が今やならければ、誰がやってくれる?」と自分を奮起させて、急遽、また懲りずに参加して参りました!

いつもながら現地はバイヤーとセラーにとっての戦場。みな数ヶ月前から準備、アポ取りなどをして当日を迎えます。
そこへ、ひょっこり私が参加するだけでは意味がないと思い、せめて宣伝活動をと自らクジラグッズを身にまとって臨みました。

途中、「屠殺のプロモーションに来たのか」と声をかけられる一幕もあったけれど、その程度のことは想定内。逆に応援の声を掛けられたらセキュリティを呼ぶように、とアドバイスしてくれる人もいました。

また驚いた事には、前回は空振りだったのに「通常、1000通以上くるセラーからのメールは無視するけれど、クリエイターが一人で自ら売りにきたと知り、無視できなかった」と何人かのバイヤーの方がわざわざ時間を作ってくれました。

さらには、現地の雑誌で俳優陣よりも大きく、まるで冗談のように取り上げてもらえたのです。気になる記事の内容は、「ザ・コーヴは政治的な罪がある。八木の作品は、捕鯨賛否の声をバランス良く対比させてみせている。日本が行なっている捕鯨は絶滅のものではない。」などと取材内容を曲げずに伝える好意的な内容でした。

実際の契約となると一筋縄ではいかず難しいです。
それでも、この問題をより多くの海外の方へ知ってもらわなければという使命感で参加せずにはいられなかった。
(現地メディアの原文は下記のリンクです。)

MIPTV did a story on me when I was in Cannes marketing my film recently.
(Here is the link)
Meet the woman who will challenge your perspective on the whaling industry –– MIPTV News

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