劇作家の坂手洋二さんから『くじらと見た夢』の舞台のお招き頂き鑑賞してきました。

舞台は、沖縄の名護が米軍基地問題によって東側、西側の海の風景が全く異なり分断されてしまった時事問題を鯨を巡って考えさせられる内容となっています。
http://rinkogun.com/kujira_to_mita_2.html

舞台後には鯨類の研究者として有名な石川創先生のトークイベント。
石川先生は南氷洋では船団長として活躍され、シーシェパードが投げてくる酪酸や捕鯨船に突っ込んでくる行為から的確な判断をし船員の方々の命を危険から守ってこられた方です。（写真では、おどけてみせてますが凄い方なのです。）http://whalelab.org/concept.html

丁度１年前になりますが、私は参加できる時期ではなかったのですが石川先生を中心に下関で「Behind THE COVE」の上映会イベントをして下さいました。

その時、私は何をしていたかというと、「ザ・コーヴ」後の太地町の被害状況を米国アカデミー賞選考委員に観せるため、ガラガラ声になりながら熱が出た状態でアメリカに乗り込んでいました。

アカデミー賞選考対象作品として土俵に乗せる条件としては、国際映画製作者連盟（FIAPF）が公認する映画祭に選ばれたり、ニューヨークタイムズ紙やロサンゼルスタイムズ紙に記事が載る事などがあります。これらは大手映画会社もお金ではコントロール外であり、てこずる条件ではありますが、インディーズながらも「Behind THE COVE」は条件を何とか全てクリアし、自分に課したミッションを多くの皆さんの協力を得てアメリカで実現させていた猛進中の時期でした。

今、振り返ると一年は早いな〜、とつくづく感じています。
（写真：左から舞台作家の坂手洋二さん、八木、石川創先生）