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2017.07.22

【東京農業大学:上映イベント報告】

FBの投稿報告が遅れがちですが、先日、東京農業大学の国際農業開発学科で本作の上映イベントが行われました。
農村開発協力研究室では、杉原教授が捕鯨問題を授業でもトピックスとして取り上げるなどして以前から関心を寄せていたとのことで、既に学生の方の多くが『ザ・コーヴ』をご覧になっていました。
『ザ・コーヴ』はアメリカでは現在もTVで放映されているとのことで、まだまだ、国内外に拡散しているのだと感じています。

東京農業大学の国際農業開発学科の皆さんは、農業の分野だけでなく地球規模で漁業との繋がり、地球全体の環境を考えている方ばかりでした。 また、挙手で学生の方にアンケートをとったところ、鯨を食べたことがある学生の方が殆どで鯨食に対してポジティブな若い方が多く、これまでにない結果で驚かされました。
反対派の方は波風を立てたくない、とごくごく自然な意見でした。

皆さんの質問内容も、これまでの上映会とは違い学生の方らしいというか、いつかは聞かれるだろうと思っていた「どうやってシーシェパードの秘密文書を入手したのですか」「編集のポイントは何ですか」「太地の方は嫌がらず自然に映っていましたがどうしてですか」など、撮影から情報収集、編集までがどのように出来たのか、たまに2泊3日程度でスポット的に訪問して取材していく手法が多い中、どうしてコネクションのない太地町に4ヶ月も一人で長期滞在して映画製作を成し遂げられたか、などのポイントを聞かれました。
これは、本当に自分でもわからない、神がかっていた、としか毎回、答えられないのが実情です。

『ビハインド・ザ・コーヴ』と一緒に動いていると、映画祭でシーシェパードの創立者であるポール・ワトソンと偶然遭遇したり、ナレーションをお願いしたラッセルさんが反捕鯨国のニュージーランド出身で、おじいさんが元捕鯨師だったというユニークな事実があったり、世界配信が奇跡的な流れで決まったり、アップルストアでの編集のテクニカルサポートが自分が編集中だけ行われていたのに現在は終了になっていたり、等々と大小様々の細い穴を通過するかのような偶然が多いのです。 「どなたか、私を先導していますか?なぜですか?」と聞きたくなるのは現在も私のほうだったりします。

授業の最後には、多くの質問をしてくれた学生の皆さんがわざわざお礼の挨拶をしに来てくれて記念撮影! 毎回、Q&Aは場所と対象者が違うと面白いくらい内容が違うな、と感じています。

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