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2016.05.29

【鯨デー移動・移動で考えてしまう日だった】

5/28(土)は東京・横浜上映の初日で、各劇場と「鯨パワー堪能ツアー」会場である新宿の鯨料理店『樽一』さんを巡る一日だった。

横浜:ジャック&ベティ→世田谷:下高井戸シネマ→新宿:樽一さん

各劇場で挨拶させていただき、鯨食を堪能できる樽一さんへ移動。
当日、映画をご覧になっていらした方、これからご覧になる方が混ざって鯨食文化を考える、貴重な日となった。

映画を観に来てくださったお客様、各劇場の方々、美味しい鯨食をふるまって下さる樽一さん、そして私の周りで支えてくれる事務局のスタッフに感謝しつつ、この問題の根深さ、難しさを痛感している。

今回の上映にあたり多くの大学にもチラシを送ったけれど、やはり、この問題に反応を示すのは、鯨を食べてきた世代が中心。

毎年、行われていたIWC国際会議も2年に1度にされ、鯨を食べて来た人口も減っていき、若者の多くはなかなか反応しない。

このまま『鯨と日本人』の関係は、何十年にも渡る外圧によって閉ざされていくしかないのか、、、と将来を危惧している。
鯨だけの問題でなく、外交の問題、スピードの問題、いろいろ根底的なもの、また、捕鯨に関係のない一般の日本人たちですら、ビジネス上でも外圧があるからとこの話題を避けたがる、といった状況。

この問題を知った方は「鯨だけの問題でない、国際社会の日本の立ち位置だ」とおっしゃる方が多い。若い世代の多くが言う「他の食べ物があるから鯨を食べなくても・・」という簡単な問題ではない。もっと根深い。元来、日本人が持っていた凛とした精神的なものや、自然の恵みを生かす知恵が詰まっている。日本人の素晴らしさが共存している気がする。

取り組むべき課題は多い。

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